「インバウンドを西へ!」瀬戸内エリア11都市の議員が神戸に結集。新議連が始動しました
瀬戸内地域の観光を推進する市議会議員連盟
令和7年12月18日、私が発起人の一人として呼びかけを行っておりました、瀬戸内地域の観光振興を目指す新しい議員連盟の設立総会を、ここ神戸で開催いたしました。
■予想を超える263名の同志
蓋を開けてみて驚きました。趣旨に賛同してくださったのは、瀬戸内エリアの11都市から、なんと263名もの市議会議員の皆様。
会場の熱気に、「瀬戸内の観光をなんとかしたい」という共通の想いの強さを改めて実感し、感謝の念に堪えません。
■神戸空港の国際化を「西側」のチャンスに
今回の議連設立の背景には、神戸空港の国際化があります。
これまで、関西に入ってきた海外のお客様は、どうしても大阪や京都といった「東側」へ流れがちでした。しかし、京都ではオーバーツーリズム(観光公害)が問題になるほど人が溢れています。
一方で、我々の住む瀬戸内には素晴らしい観光資源があるのに、まだまだ活かしきれていない。
だからこそ、「神戸空港に降りたお客様には、東ではなく『西』を向いてもらう」。
神戸がその玄関口となり、岡山、広島、四国へと人を送り出す役割を担うべきだ――。
そんな議論を、岡山市議会の田口議長や、広島、高松の先生方と重ねてきました。
■「頼みに行く」から「実現する」組織へ
私たち地方議員には、市長のような行政の執行権はありません。一つの市議会だけで国に要望に行っても、なかなか話が進まないこともあります。
しかし、これだけの数の議員が自治体の枠を超えて「塊」となって動けば、国や官僚の方々に対しても大きな発言力を持ちます。
単に仲良く交流するだけの会ではありません。
それぞれの都市が抱える課題を共有し、国を動かし、具体的な政策を「実現」していく。そんな力強い組織に育てていく決意です。
「チーム瀬戸内」で日本の観光を変える。
その先頭に立って、神戸のため、瀬戸内のために全力を尽くします。