令和7年11月23日

本日、湊川神社にて執り行われた新嘗祭(にいなめさい)に参列させていただきました。

日本では、春の祈年祭で豊作を祈り、秋の新嘗祭で収穫に感謝するという、1300年以上受け継がれてきた大切な祭祀があります。

私たちの暮らしが自然とともにあるということを、改めて感じさせてくれる伝統行事です。

なお、新嘗祭の日は昭和24年まではそのまま「新嘗祭」という祝日名でしたが、戦後の議論の中で国家神道色を薄める目的から、現在の「勤労感謝の日」へと改められました。

当初はGHQの意向もあり、“Thanks giving day”にちなみ「感謝の日」になる案もあったという歴史もあります。

2月には、新嘗祭と対をなす祭りとして祈年祭が行われ、春にその年の豊作を祈願します。

「実りを祈り、恵みに感謝する」という日本の精神文化を改めて胸に刻む一日となりました。

これからも地域の歴史や伝統を大切にしながら、市民の皆さまとともに歩んでまいります。